子供を予定している共働きの夫婦の出産と仕事の「どうしよう?」の参考になる記事です。
子供の出産により妻は育休、夫は転職を選択したわが家の体験談を紹介しています。
まだ結婚も子供も予定がないけどいつか・・・と考えている人にも選択肢の1つとして参考になると思います。
【読み進め方】時間がない、要点だけ知りたいお急ぎさんは、この記事の総まとめをどうぞ。興味が湧いたら最後まで読んでみてくださいね。
前説)保育園申込の抽選ガチャがつらい・・・
10〜11月といえば何!
え〜紅葉とか〜食欲の秋って季節かなぁ〜。
この・・・大バカモノーーーーーー!
ゲフッ!正拳突きは・・・やめてくれ・・・
それでも2児の父!?
保育園の来年度申し込みの時期に決まってるでしょ!
おお、来年は次男くんの入園だったか。
そう。この間保育園申し込みしてきたんだけど抽選くじがヤバいの。
抽選くじがヤバい?
うちの地域は入所指数が同じだったときの優先順位が抽選になるの。
長男くんのとき12番を引いて役場の人と喜んだんだけど・・・
俺は12番が良いか悪いかもよくわからん。
わたしも正直よくわかんなかったけど役場の人喜んでたから良いんだろうって。
ほう。
それが今回次男くんのくじはなんと・・・233番!
ぎゃーーーーー!めっちゃ後ろ!!!
そうなの!12番めちゃくちゃすごかったんじゃん!っていう興奮と
233番めちゃくちゃヤバいんじゃないかっていう恐怖!
恐るべし抽選ガチャ・・・。
めちゃくちゃ悔しいけど今更どうしようもないし
もうどうなるかは2月にならないと分かんないから考えないことにした。
そうか・・・・・。
・・・・・。
あー!もうやだー!めちゃくちゃ悔しい!!どうしよう!?
(こりゃ当分毎日言い続けるな・・・)
とりあえず気を紛らわすために今日の話題行っちゃいましょう!
はーい(泣)
夫が育休ではなく、仕事をやめた
計画的ではなかったけど・・・結果良かった夫の転職
子供を産む前、わたしはワンオペ育児になると思ってたんだけど
あなた仕事をやめましたね。突然。
おう。
一般的にヨメはぶち切れると思う。
そうかもしれない。
まー結果論にはなるけど今は転職して良かったと思う。結果論だけど!
寛容さに感謝です!ありがとうございます!
むしろこの「妻が育休」×「夫が転職」のパターンは共働き夫婦にもっと広まっていいとさえ思う!
「妻が育休」×「夫が転職」という選択の是非
出産と同時の転職のメリット
初めての出産で不安が多い中、産後3ヶ月を夫婦でフルコミットで育児できてワンオペ育児にならなくて済んだことが最大のメリットでした。
夫婦でフルコミット育児することにはメリットが沢山あります!
夫婦でフルコミット育児するメリット
- 妻がワンオペ育児で疲弊しない
- 子供が産まれた瞬間から一緒に子育てしていると夫も子供の変化や生活リズムを把握しているのですぐ対応できる
- ワンオペ育児の妻とワンオペ仕事の夫が夫婦間で対立しない
- 一緒に子供の成長を見届けられて家族としての一体感が生まれる
あと、これは全く狙っていなかったけど「育児休業給付金」も「失業手当」も非課税。所得にならないから住民税が下がって保育園に預けたときに保育料のランクも下がるという。
一定の条件で「転職」もアリ
もちろん夫婦でフルコミット育児している間の金銭的な部分も気になりますよね。
わが家の場合、諸条件が重なって「育児給付金」と「失業手当」を足して「生活費+若干の貯金」程度あったから良しとできました。
だから一概には言えないけど、一定の条件が揃ったときには「育休」よりも「転職」のほうがアリじゃない?ってオススメできるね。
わが家の場合
- わたし(妻)は1年間育休を取得(会社勤めのまま。社会保険も子供を扶養に入れられる)
- 夫は退職しても失業手当を120日(約4ヶ月)受け取れる状態だった
- 夫婦とも子供を産む前にガッツリ働いていた(貯金はあまりなかったけど)
- お互いにどこかで転職をと考えていた(生涯同じ会社に勤めるという考えがなかった)
- 年の差婚だったので夫の失業手当の給付率が高めだった
失業手当と育児休業給付金の計算はあとで記載するけど、女性は育休に入る前、男性は辞めるの直前6ヶ月の給与によって受け取れる金額が変わるよ。
自己都合による退職の場合は10年以上勤務かどうかで失業手当の額に1ヶ月分の違いがあるね。
正直、そのために10年頑張る必要はないと思うけど、転職活動と両立しながらだから期間は長めのほうがありがたいよね。
夫が「育休を取る」か「転職する」かの違い
育休を取れば良いんじゃない?と考える人もいるだろうね。
そうだね。でも育休と転職との違いは会社のことを気にせずに済むこと。
人事歴10年のわたしから見ても、男性が育休を取得するには、まだまだハードルが高いのが現状だと感じるよ。
もちろん良くないことだけど、企業が推奨派でも実務を抱える現場がついていかなかったり。
だから「育休」をそもそも取りづらいし、「育休期間」とはいえ結局家で仕事するとかね。
だから育休が取りやすくて、キャリア変更を考えていないなら「育休」が良い!
でもそうじゃないなら、今後のライフプランに合わせて、「転職」で一区切りするっていうのは、選択肢の1つとしてありだと思う。
「妻が育休」×「夫が転職」にデメリットはない?
転職先を決めずに辞めるわけだから、転職できなかったらまずいよね。
それはそうだね。死活問題。
でもその場合、公共職業訓練を受けるのもアリだと思う。
職業訓練ってハローワークの?
うん。個人的には今は学べる種類も多いし、転職できなそうなら一旦学び直してキャリア変更するのもアリ。
失業手当の給付期間が1/3残っていれば申し込めて、公共職業訓練を受けてる間は失業手当が給付されるの。
2年の学校なら2年間も失業手当支給され続けるの!?
そう。わたしの友人は公共職業訓練を活用して会社員から保育士に転職したよ。
そんな方法あるんだ・・・。
もう1つデメリットと言えるかわかんないけど
親や親戚が心配してプレッシャーかけてくることかな。人によってはストレス高いよね。
人によるけど、まだまだ上の世代には転職することや、夫婦共働き自体に共感得られないこともあるから。
そこは割り切るしかないな。
「失業手当」や「育児休業手当」はどのくらいか予測できる?
じゃあ計画的にそれをやろうとしたら計算がわからないとね。
簡単に分かるのか?
自動計算まかせが早いけど、ざっくりは理解しないとね。
どちらも共通して言えるのは退職or育休する直前6ヶ月間の給与が超重要ってこと!
計算の仕方
失業手当の計算
失業手当は ①勤続年数 ②退職前6ヶ月の給与 ③年齢 で変わるよ。
失業手当=【給付日数】×【基本賃金日額】
- 給付日数・・・勤続年数(10年未満で90日、10年以上で120日、20年以上で150日)
- 基本賃金日額・・・賃金日額(退職前6カ月の賃金合計÷180) × 給付率(50~80%)※
※給付率、賃金日額、基本賃金日額は年齢によって変動。
自動計算してくれる外部サイトはこちらからどうぞ。
育児休業給付金
育児休業給付金は育児休業に入る直前の6ヶ月の給与で変わるよ。
育児休業180日まで・・・賃金日額×支給日数(通常30日)の67%
育児休業180日以降・・・賃金日額×支給日数(通常30日)の50%
「妻が育休」×「夫が転職」がありかなと思った人へのアドバイス
どちらも直前6ヶ月の給与が大きく影響するので子供が生まれる前はバリバリ働きましょう!
転職のためのリサーチはコツコツ始めておくと後でバタつかなくて済むよ。
あと女性は残業など短期的な稼ぎ方で給与をあげるんじゃなく、長期的に基本給の底上げするのが理想的。
最初は育休期間が明けたら職場復帰しようと考えていても、子育てを始めてみたら復職が困難になって退職することもあります。
失業手当の額に直結することはもちろん、その後ブランクができて仕事を始めることになるかもしれないので準備を怠らないで。
この記事の総まとめ
「妻が育休」×「夫が転職」
「妻が育休」×「夫が転職」のメリット・デメリット
メリット
- 夫婦で育児にフルコミットできるので、ワンオペ育児のように疲弊したり、夫婦の対立が生まれず家族の一体感に繋がる。
- 「育児休業給付金」と「失業手当」は非課税。所得ではないので住民税が下がるので対象期間の保育料が下がる。
デメリット
- 転職活動が失業手当の受給期間内に終わらない可能性がある
- 子供が生まれるタイミングでの転職に親や親戚などが良い顔をしない場合がある
「夫が転職」は「夫が育休」とどう違う?
育休が取りやすい企業で、キャリア変更やステップアップを考えていないなら「育休」がいい。
転職なら個人の問題だけなので会社を気にせずに済む。
育休だと「会社」に所属したまま。
育休制度がうまく運用できていない企業では、そもそも男性が育休を取得しづらい、取得しても育休に業務の対応が入ってくるなど困りごとも。
「妻が育休」×「夫が転職」の条件
金銭面のクリアが課題。
「育児休業給付金」と「失業手当」を合わせて生活が成り立つことが理想的。
そうでない場合は事前の貯蓄が必要。
最後に
赤ちゃんの成長はあっという間。
たった一度しかない貴重な時間を夫婦で共有できて良かったので選択肢の1つとしていかがですか?
おしまい。